今日仕事の合間にネットで「とんび」のページを見ていた。
色々検索すると沢山の人が感想を書いていて、
それを読んでいるうち、様々なシーンが頭をよぎって目がウルウルしてきてしまった。
何をやってんだか…。
そんな感じでいまいち気が乗らず仕事をしていた。
ドラマのテーマとはかけ離れているのだろうけれど、
「とんび」のヤスを見てると
「まっすぐ生きろ」と言われてるような気がする。
無骨で不器用で、でもまっすぐなヤスの周りにはたくさんの人が集まって、ヤスを助ける。
周りに迷惑をかけながらもまっすぐに生きるヤスを見てると、
ほっとけないってのもあるだろうが、
周りの人たちはヤスのことが好きなんだなあと思う。
そう思わせるような演出をしているところが、先ず凄いのだが。
間違ってもいい、失敗してもいい、嘘をついてもいいから、
自分に正直にまっすぐに生きろとヤスはいっているような気がする。
6話だったか、7話だったかで、アキラが東京の大学に行って
何故編集の仕事をしたいかを語るシーンで、
同じ大学生のファッションを真似ようとするが、
貧乏学生のため、なかなか買うことが出来ず、
やっとお金が貯まって買ったときには、別のファッションに変わっていて、
なんか不釣り合いな自分を見てこう言う。
俺さ、別にやりたいことがあって東京来たわけじゃないんだよね。
でもそんなの…まあそのうち見つかるだろうと思って。
最初は、とにかく目一杯東京楽しもうと思ってたんだけどさ、何か、そういう波にも上手く乗れなくて。
東京来たところで、田舎もんは田舎もんっていうか。
俺が追いついた頃には、イケてるっていわれてるヤツらは別のことしてて。
どんどん気後れしてって。
何か俺、東京向いてないなって。
で、黙々と学校通って「夕なぎ」みたいな店でバイトして…。
ある日、バイト先に「シティ・ビート」の取材が来た。
店は、とても料理が美味しいが解りづらい場所にあった。
頑固な店主は取材に応じないと言ったが、「シティ・ビート」の編集は「こういうところを求めてる人はいっぱいいるんです」と食い下がったらしい。
店は雑誌で紹介された事で、ますます繁盛するようになった。
そうしてるうちに、何か俺、東京にビビんなくなったというか。
一皮むけばみんな同じなんだって。
それで、俺…こういう仕事やりたいなって思ったんだ。
きっと俺みたいなヤツはいっぱいいてさ、そういうヤツも等身大で東京を
楽しめるようにっていうか…ちっちゃいかな?
という台詞を言う。
感動的なシーンではないんだけれど、
なんかグッと来る感じがした。
ネットで調べてると実は「とんび」ってのは2011年の11月くらいに、
NHKでやっていたらしい。
3時間弱のドラマで、ヤスが堤真一、美佐子が西田尚美だった。
堤真一は良い役者だと思うが、やっぱヤスは内野聖陽だし、
美佐子は常盤貴子の方が清楚で綺麗なイメージがある。
もっとも作者のイメージは大原麗子らしいが。
小説とテレビとも視点が違うらしく、
テレビはアキラ目線だが、小説はヤス目線らしい。
しかし、とにかく小説がどうだろうと、NHKがどうだろうと
この「とんび」ってドラマは本当に良くできているし、
丁寧に作り込まれてるし良いドラマだと思う。
8話で病室に横たわり寝ている何十年かぶりに会う父のよこでヤスは呟く。
小さいころのことは、あんまりよく覚えてないですけど、やんちゃばっかりしてたんだと思います。
伯母さんはよく学校に呼び出されてた記憶がちょろっとあって、よく追ん出されなかったもんだって思います。
同じ並びに、たえ子姉ちゃんってのがいてね、これが、まあ、おせっかいなたちで、よく面倒みてくれたっちゃあ聞こえがいいけどあれやこれや口うるさくて…。
照雲と一緒に育ったこと。
海雲和尚に愛のゲンコを貰って育ったこと。
あの町で大学行ったり偉い人にはなれませんでしたけど、トラックの運転手にはなれましてね、トラックを乗り回すのは性に合ってて…あっ、トラックに乗ってたから美佐子っちゅう女房にも出会いまして…。
そして、とんびが鷹を生んだような旭の父親になった事…。
俺、バカだから…別の人生がいいと思ったことなんかないんです。
ホントにいっぺんもないんです。
あんたがくれた俺の人生は、何も…何も悪いことなかったです。
全部…あんたのおかげです。
あんたが俺をつくってくれたから。
いいことたくさんありました。
生まれさせてくれて、ありがとうございます。
ものすごく良いシーンだと思う。
なんつうか、ヤスの人間性というか無骨さというか正直さが良く出ているし、
この台詞をはく内野聖陽の演技が素晴らしい。
書いててまた、ウルウルしてきた。
関東の方では再放送するらしいのだが、関西ではテレビ欄を見てもやってない…。
なんで…?
こりゃあDVD買うしかないかなあ。
色々検索すると沢山の人が感想を書いていて、
それを読んでいるうち、様々なシーンが頭をよぎって目がウルウルしてきてしまった。
何をやってんだか…。
そんな感じでいまいち気が乗らず仕事をしていた。
ドラマのテーマとはかけ離れているのだろうけれど、
「とんび」のヤスを見てると
「まっすぐ生きろ」と言われてるような気がする。
無骨で不器用で、でもまっすぐなヤスの周りにはたくさんの人が集まって、ヤスを助ける。
周りに迷惑をかけながらもまっすぐに生きるヤスを見てると、
ほっとけないってのもあるだろうが、
周りの人たちはヤスのことが好きなんだなあと思う。
そう思わせるような演出をしているところが、先ず凄いのだが。
間違ってもいい、失敗してもいい、嘘をついてもいいから、
自分に正直にまっすぐに生きろとヤスはいっているような気がする。
6話だったか、7話だったかで、アキラが東京の大学に行って
何故編集の仕事をしたいかを語るシーンで、
同じ大学生のファッションを真似ようとするが、
貧乏学生のため、なかなか買うことが出来ず、
やっとお金が貯まって買ったときには、別のファッションに変わっていて、
なんか不釣り合いな自分を見てこう言う。
俺さ、別にやりたいことがあって東京来たわけじゃないんだよね。
でもそんなの…まあそのうち見つかるだろうと思って。
最初は、とにかく目一杯東京楽しもうと思ってたんだけどさ、何か、そういう波にも上手く乗れなくて。
東京来たところで、田舎もんは田舎もんっていうか。
俺が追いついた頃には、イケてるっていわれてるヤツらは別のことしてて。
どんどん気後れしてって。
何か俺、東京向いてないなって。
で、黙々と学校通って「夕なぎ」みたいな店でバイトして…。
ある日、バイト先に「シティ・ビート」の取材が来た。
店は、とても料理が美味しいが解りづらい場所にあった。
頑固な店主は取材に応じないと言ったが、「シティ・ビート」の編集は「こういうところを求めてる人はいっぱいいるんです」と食い下がったらしい。
店は雑誌で紹介された事で、ますます繁盛するようになった。
そうしてるうちに、何か俺、東京にビビんなくなったというか。
一皮むけばみんな同じなんだって。
それで、俺…こういう仕事やりたいなって思ったんだ。
きっと俺みたいなヤツはいっぱいいてさ、そういうヤツも等身大で東京を
楽しめるようにっていうか…ちっちゃいかな?
という台詞を言う。
感動的なシーンではないんだけれど、
なんかグッと来る感じがした。
ネットで調べてると実は「とんび」ってのは2011年の11月くらいに、
NHKでやっていたらしい。
3時間弱のドラマで、ヤスが堤真一、美佐子が西田尚美だった。
堤真一は良い役者だと思うが、やっぱヤスは内野聖陽だし、
美佐子は常盤貴子の方が清楚で綺麗なイメージがある。
もっとも作者のイメージは大原麗子らしいが。
小説とテレビとも視点が違うらしく、
テレビはアキラ目線だが、小説はヤス目線らしい。
しかし、とにかく小説がどうだろうと、NHKがどうだろうと
この「とんび」ってドラマは本当に良くできているし、
丁寧に作り込まれてるし良いドラマだと思う。
8話で病室に横たわり寝ている何十年かぶりに会う父のよこでヤスは呟く。
小さいころのことは、あんまりよく覚えてないですけど、やんちゃばっかりしてたんだと思います。
伯母さんはよく学校に呼び出されてた記憶がちょろっとあって、よく追ん出されなかったもんだって思います。
同じ並びに、たえ子姉ちゃんってのがいてね、これが、まあ、おせっかいなたちで、よく面倒みてくれたっちゃあ聞こえがいいけどあれやこれや口うるさくて…。
照雲と一緒に育ったこと。
海雲和尚に愛のゲンコを貰って育ったこと。
あの町で大学行ったり偉い人にはなれませんでしたけど、トラックの運転手にはなれましてね、トラックを乗り回すのは性に合ってて…あっ、トラックに乗ってたから美佐子っちゅう女房にも出会いまして…。
そして、とんびが鷹を生んだような旭の父親になった事…。
俺、バカだから…別の人生がいいと思ったことなんかないんです。
ホントにいっぺんもないんです。
あんたがくれた俺の人生は、何も…何も悪いことなかったです。
全部…あんたのおかげです。
あんたが俺をつくってくれたから。
いいことたくさんありました。
生まれさせてくれて、ありがとうございます。
ものすごく良いシーンだと思う。
なんつうか、ヤスの人間性というか無骨さというか正直さが良く出ているし、
この台詞をはく内野聖陽の演技が素晴らしい。
書いててまた、ウルウルしてきた。
関東の方では再放送するらしいのだが、関西ではテレビ欄を見てもやってない…。
なんで…?
こりゃあDVD買うしかないかなあ。