もぐぞうのあなぐら

周りの人達と上手く渡り歩けないもぐぞうが日々感じたことや考えを思うままに書き連ねます。

恋愛観の穴

なかな厳しい。

昨日面接に行ってきた。
転職サイトに登録していたのを企業側が見つけて連絡をいただいて面接に行ってきた。
以前にもそういうオープンオファーってのがあって、企業側から連絡が来るのだから通りやすいだろうと思っていたが落ちた。
面接自体それほど悪かったとは思わなかったのだが、相手側の希望とはあわなかったのかもしれないし、
もしかしたら、僕の面接がまずかったのかもしれない。
今回も同じ条件で言ったのだが、大した会話もなく30分足らずで終わった。
僕の作品集を見て「うん、うん」とうなずいてくれていたので作品自体は問題が無かったと思う。
それで、面接官から「なにか聞きたいことはありませんか?」と言われ、制作人数や環境のことを聞いたのだが、
それ以上は何も聞けず終わってしまった。
僕としては正直なところ、どんな環境でもどんな仕事でもやるつもりなので、取り立てて条件というものはない。
だから聞くことがなかったのだが、もっと会話がはずみキャッチボールができるようにすれば良かったなあと思った。
それをするのに具体的な言葉が見つからず、それは今でもどうすればよかったのか分からない。
なんらかの質問をしてもらえればそれに対していろいろと答えられるし、そこから話も広げられるかもしれないが、
あまりなかった時点で、僕に対してあまり興味が無いのかなあと思ってしまった。
「年収を具体的には」と言われてもそれで落とされるのが嫌だったのであまり高くは望めず言えなかった。
何というか手応えのない面接という感じだった。
一応サイトには「ざっくばらんに、堅く考えずに」と書いてはあるがどうしても堅くならざるを得ない。
そこらへんがいけないのかなあとも思う。

14時前に面接が終わって、せっかくの四条なので本屋をブラブラしていた。
丁度docomoの明細で「xi、SMS通信料」というところが毎月700円~900円ほど請求されていて
カケホーダイとパケホーダイをしてるから何故そういう請求がくるのか分からず聞いたら、
SMSを頻繁に使うと請求されると言うことが分かった。

その後ジュンク堂やらくまざわ書店やら行って数冊本を買った。
一冊「これからの『標準』を身につけるHTML+CSSデザインレシピ」という書籍があり、かなり迷ったのだが、
今あるWEBの書籍を読むのが先だし、それを読み終える頃にはまた新しくて良い書籍が出ているかもしれないと思い断念した。
読みやすく分かりやすい書籍でよさげだったのだが…。
そして久しぶりに行きつけの串カツ屋さんに行ってきた。
最近は18時から営業してるみたいなので時間を合わせていったが閉まっていて、
仕方なく帰ろうとしたら、たまたま自転車に乗ってる大将に出会って店まで戻った。
野球の話やらをしてると、彼女から電話があって11月の和歌山の登山の件で、「車を出せるか」ということだった。
僕はてっきり電車で行くものだと思っていたが車で行くのが普通らしい。
そんな会話の中で今日面接だったことを彼女に告げるといきなり、「そんな大切なこともっと早くに言わへんの」と怒り出した。
もちろん言わなかった僕が悪いのだが、面接を受けても行くかどうかは分からないし、
それ以前にもう一つ気になる会社があって、派遣会社を通じて面接できるか確認をしていたので彼女に言うことをおろそかにしていたのだ。
そっから再び「私のことはどうでもええんやな。こんなにもぐじぃのことで悩んで、苦しい思いをしてるのに何も分かってへんやろ」といいだした。
僕は外でしかも店で呑んでいるので事を荒立てたくなくて素直に聞いて謝ってはいたが、
心の中では「じゃあ、お前は俺の苦しみを分かってるんかと言いたかった」。
まあ、そんな事を言ったところで「なんもしゃべってくれへんから、あんたの事なんかなんもわからへんわ」と言われるのがオチである。
男性というのは合理主義者で、女性は感情論者だというのを何かで読んだことがある。
会話の中で男性は、何気ない会話であっても会議のように結論を出したがるが、
女性は会話はコミュニケーションの一つでしかないから、話の内容は二の次で会話が進みさえすれば良いらしい。
その時点で男女の会話は成り立たないのだが、それ以前に僕が彼女にあまり話さなくなったのは、
以前からお互い一緒にいる時に大切な話をしているときに、電話がなると出てそこから30分から1時間近くしゃべられることが多々あったのである。
結局、俺の話なんかどうでもいいんやろと思うことがあったし、
終電を逃して男性の友人宅に泊まった時はキレられた。
自分は男友達と二人で呑みに行って平気でその事を俺に話すくせに、俺は同性の男の家に泊めてもらっただけでキレるという神経が理解できないのである。
じゃあ別れようと言うと、「もぐじぃがいいひんかったら生きていけへん」といい、「私もあかんとこ直すから」というが、その会話が終わって数日もすれば忘れて男と呑みに行っているのである。
そこを問い詰めると「あの人は単なる友達やし」と平気な顔で言うのである。
また、彼女は料理を作るのが嫌いで、すぐ外食に行きたがるがそうそうお金に余裕が無い身なのでいけないが、
すぐ「二人で行くんやったらそんなにお金がかからへん」と言うが、「子どもはどうすんねん」と聞くと「勝手になんか作って食べよるわ」と帰ってくるだけである。
子どものご飯を作って出かけるならまだしも、子どもをほったらかして自分だけ美味しいものを食べようとする神経が理解できない。
今は実家暮らしなので、彼女の母親が子どものご飯を作ってくれているのだが、その事に対して「私はあんたの家政婦か」と母親に怒られたことにキレていたが、母親の言うことのほうが正論だと思う。

彼女の友達が俺の事を彼女に聞いても大して答えられないからその友人達は「一緒に暮らしてもあかんで、そんなん」というが、そもそも家のことをまともにできない人間を一緒に暮らすこと自体無理があると思う。
仕事で帰ってもご飯がなく、外食するなんて考えられないし、いくら稼いでも足りないくらいだ。
実際彼女と付き合うまでは毎月15万円の貯金をしていたが、彼女と付き合いだして7年間まったく貯金ができてない。
もちろんそれまでは一人だったからお金を使うことも無かったし、節約はしていた。
女性と付き合えば多少なりともお金がかかるのは当然だが、月5万くらい残っても良いようなものがまったく残らないのである。
もちろん二人だけの食費や交際費だけで無く、子どももいるから単純に倍はかかるのは分かるが、それでも家で食事をするだけでもだいぶ助かるし、そういうことをいうと、
「私、料理が嫌いやねん、だったら作ってえな」と返されるだけである。

結局のところ、そんな女性とズルズルと7年以上付き合っている僕が悪いのだろうが、
簡単に「死ぬ」と口にする彼女だと、残された子どものことを考えると我慢するしか無いなあと思ってしまうのである。
そんな彼女と付き合っているがために、実家に帰ったこともあり、就業場所が限られてくるのである。
宇治での求人もたまにあったのだが、お互いの両親が高齢であることもあり、どちらかの家で暮らすことになっていて、彼女が宇治に来れないから僕が彼女の実家に行くことに決まっているので、そこには応募できなかった。
彼女と暮らした後の事を考えながら就活をしているので、求人があっても選択肢が限られてしまっている面もある。
もちろんそれが全てではないし、今就職できないのは僕自身に問題があるのは重々承知の上だが、
ふとした時に彼女のせいにしてしまいそうな自分もいるし、そういうことがあるから何でも彼女に話すっていうことが出来なくなってしまっている。
いい加減彼女を別れた方がスッキリするのかなあとこのごろよく考えてしまうのである。

オマエ・がむしゃら・はい・ジャンプbyTHEイナズマ戦隊

何から書けばいいのか…。

本当にこの一週間はツライ日々でした。
とにかく思うように仕事が進まない。
間に合うかどうか不安のなか会社に出勤していました。
2002年から毎年創ってる会報誌がその仕事なのですが、9年目ともなるとデザインのネタがないのです。毎年違う、それでいて前回よりも良いデザインをしたいと思うのですが、もう出枯らしで、何かを思いついてもいつかしたデザインに似ていて自分の中ではボツってしまうのです。

「デザインに才能やセンスはいらない」それが僕の持論なのですが、何度も「才能がねえ!センスがねえ!俺は向いてねえ!」って言葉頭の中をグルグル周り、遅々として進まない仕事に焦りは募るばかりでした。
不安で会社に行くのも体が重く、安定剤を飲もうか病院に行こうか、自問自答する日々でした。
通勤で聴くイナ戦の歌もケツに鞭を打たれているようでつらかったんです。
それで何かを変えなきゃといつも左腕にしている腕輪というのかラピスラズリの腕輪と猫目石の腕輪を外して出社しました。偶然か少し楽になった気がしました。
そしてmixiで「もぐじぃを養ってあげるわ、後3年待ってな」という文字を見たとき自分の中で何か化学反応というか何かが弾けた気がしました。
本人は軽い冗談のつもりだったのかもしれませんが、彼女からその言葉が出てくる事に感動に似た気持ちを抱きました。

今付き合ってる彼女とは丸四年、来年2月には5年目になります。何度付き合っては別れ、ヨリを戻しては別れの繰り返しで、mixiでヨリを戻した事は書いていませんでした。
またいつ別れるか分からなかったし、そう何度も同じ事を書いても「またか」と思われるだけだと思ったので書きませんでした。
その彼女とも9月で丸一年平穏に続き12月になった今も問題なく続いてます。

それどころか、彼女は完治したわけではないのですが、アクティブに日々過ごし動き回ってます。
2年前の彼女とは比べものにならないくらい、毎日を頑張って精一杯生きてます。

付き合い始めた頃の彼女の姿が今でも鮮明に頭に焼き付いてるだけにそういう言葉が聞けたのは嬉しくてたまりませんでした。


で、しんどいしんどいと思いながらやっていた46ページの会報誌も木曜日に最終ページまで作り終わりました。
デザイン的にはまだまだですが、それでも一通り創り終えた事で、肩の荷が降りたという本当に「やれやれ」って感じでした。
金曜日に表紙のデザインを三つ創り、土曜日にも追加の表紙案を三つ創りとりあえず、提出日に出せるだけのカタチは作れました。

表紙は本文と違っていろいろと苦しみながらもアイデアを出せました。
本文はあしらいとかデザインとかかなり苦しみました。
でも何とかカタチになってやれやれです。

言葉にすると簡潔で大したことがないように見えますが、
本当に苦しい日々でその週末にある11日のイナ戦のライブも正直、「行けないなあ」という感じだったのです。
仕事が終わらない可能性と、行く気になれない気持ちとが合わさっていました。
本当に辛い辛い一ヶ月でした。

なんとか目処が着いて土曜日、イナ戦のライブに行きました。
そういう今までの日々の積み重ね、想いがあったからか素晴らしい、本当に感動的なライブでした。

京都とはセットリストが微妙に違い月明かりの下→情熱 WE A CHARENGER→俺たちの未来は明るいぜ、後悔するなら反省を→JUMP(忌野清志郎)プラス武郎の唄でした。
最初はイマイチ入っていけない、「ああ京都と一緒か…」って感じでしたが、6曲目の「唄」あたりからどんどん引き込まれて熱い熱いライブになりました。
イナ戦がそういう雰囲気を作ったのか、客がつくったのか分かりませんが、
丈ちゃんもそういう空気を感じ取ったのか、感極まってる感じのするシーンがありました。
「それでも友よ」はほんとに入り込んで歌ってるなあって感じだったし、
アンコールで「JUMP」のイントロが流れた時はまさかその曲をやるとは思っていなかったので鳥肌は立たなかったけど背中からぞぞっと何かがこみ上げてくる感じがしました。
今回の「未来の地図」は本当に良いアルバムなのでそれにプラスライブの臨場感と書いてしまえば安っぽいですが、
本当にライブならではのその時しか味わえない歌声、空気、一体感が感じられる素晴らしいライブでした。

この一カ月の苦しみを考えるとこの日こうして感動出来ている自分がしんじられないくて、月並みですが、「生きていてよかった」と実感する一日でした。

彼女のこともそうです。
本当に2、3年前は正直「どんだけ俺は頑張らなアカンねん」「いろんなものを犠牲にしてコイツと付き合っていかなアカンねん」と思った時もありましたが、今こうして日々を忙しく人のため自分のため毎日を精一杯生きている姿を見ていると本当に「よかった」、嬉しいと感慨ひとしおです。
こんな日がこんなにも早く来るとは想像もしていませんでした。
俺自身は何もしてやれてない、彼女自身の力でここまでたどり着いた姿に親心ならず彼氏心とでもいうか、感動しかありません。
いつ元の姿に戻るかわかりませんが、今の姿、行動を見ていると、また元に戻っても次はここまでたどり着けると期待を持てる姿です。

自分自身鑑みると、いろいろと思うところはあるのですが
「彼女がいるから自分がいる」と思える今日この頃です。
たぶん、一人で生きていたなら仕事も上手くいってなかっただろうし、
ライブに行ってもここまでの感動を、あるいはライブ自体行けて無かったと思います。


あふれる想いが強すぎてなかなか言葉できずもどかしくて仕方がないのですが、本当に「もう駄目だ」とつい数日前まで思っていたのは事実で、それが2,3日の内に180度変わっていったのは自分一人の力では到底無理なことです。
かといって、年末に向けてまだまだ仕事は山積みで同じようなことがこれからも起こると思います。
「今度こそ駄目だ」と思うこともあると思います。
そういう仕事を自分で選んだのですから仕方のないことなのですが、
うまく書けないのですが、仕事一本で生きていくと行き詰まっていまうけれども、時としてわずらわしいかもしれない他の物事が時として、今の自分に変化をつけてくれる、別のところから仕事の壁を破ってくれることもあるんだなあと、自分一人では打破できないことも他人の力を借りて打ち破ることが出来るんだなあと、日々何かを積み重ねるということはそういう力をある時、別の形で発揮してくれるだなあと感動しているのです。


本当に書きたいことがたくさん、本当にたくさん、そして深く存在しているのですが、言葉にできずにいる自分がもどかしいのですが、そう言葉に出来ない出来事、想い、出会い、状況が今僕のそばに、中に存在してることが嬉しいというか感動しているというか、素晴らしいというかそういう気持ちでいっぱいです。
言葉にすると安っぽいけど、全く安っぽくなく価値ある掛け替えのない『今』なのです。

どこからが浮気なのだろうか…?

例えば僕に彼女がいたとしよう。その彼女が俺の知らない他の男性と二人きりで会う用事もなく会って、喫茶店やファミレスで4、5時間一緒にいたらこれは浮気なのか?

それを俺に一日の出来事のように話せば後ろめたさもなく、「ただの友達と遊んでいた」という事で済まされるのだろうか?

それを聞かされた俺の気持ちが治まらず誰かとエッチしたら俺は浮気をしたことになるのだろうか?

仕事が忙しく、家に帰ったら連絡もせず寝て、それを繰り返して彼女をほったらかしにしたら、原因は俺で、悪いのは俺なのか?

そもそも黙っていてばれなければ浮気じゃないのか?相手に知られた時点で「浮気」という名のラベルが貼られるのか?


例えは違うがイジメは「いじめられる方にも原因がある」なんて聞くが、例えその要因があったとしても誰かがイジメなければ、イジメなんて成立しないんじゃないのか?
誰かがイジメた時点でイジメが成立するのではないのか?だから100%イジメたヤツが悪いと俺は悪いと思うがどうだろう?
しかし、一方でいじめられた側は「イジメられた」と思っててもイジメたとされる側に実は悪意もなく冗談や悪ふざけの域で、した事だとしても被害者が「イジメられた」と思ったらイジメになるのか?


また、別の状況でどっからがセクハラで、どこまでが男のスケベ心なのだろうか?



する者とされる者。その間に立つ壁は見る側によって色や形が違うのだろうか?
いつその壁は立つのだろうか?


結局、相手に対して不信感を抱いた時に壁は立ち、不信感を抱かれないように警戒心を抱き、恐れ脅え、人は人と付き合う時に心の距離を取ろうとするのだろうか?

信じてもらうに足る人になろうと人を信じて裏切られ、不信感が芽生えてしまう。
誰かのように人を信じきるなんて簡単に出来はしない。容易い事だとは思ってはいなかったが不可能だとも思っていなかった。

それならいっそ誰も信じず、人を裏切ることをいとわず一人で生きれたらとも思うが、それこそ一人で生きていくなんて不可能だと知ってるから、また誰かを「信じたい」と思ってしまう。


それが「浮気」だとしたら、別れる理由になりえるのか?単なる一人の人間の度量の狭さゆえの被害妄想なのか。
「浮気」でなくともそう思ってしまった時点で二人は終わりなのだろうか。

する者とされる者とに出来るズレ………それは何かの始まりの予兆なのだろうか………。


条件

性格、趣味、価値観、そのうち二つが合致すれば恋は上手くいく…………はず。


思い上がりと自己満足

今日彼女に最後の別れを言ってきました。

ここ一週間ほど、彼女から「時間なんかおくより、別れた方がいいんやろ。」と言われ連絡をとっていませんでした。そのおかげか仕事も順調に進みメドが立ちました。

夕べ風呂から上がって携帯を見ると彼女の家からの着信がありました。留守電にメッセージが入っていて彼女の子供からでした。
本来、今日29日は草野球の試合がある日で、長男を誘っていたのですが、僕がその事をすっかり忘れていて、「明日、野球あるの?あるんやったら連絡頂戴な」というメッセージが入っていました。

僕はひどく動揺してしまいました。子供が野球をやりたがってるのに、僕が行かない訳にはいかない。かと言って今は野球をやりたい気分じゃない。明日29日は雨だろうから中止だと誤魔化せるかもしれないが来月からはどうしよう?と動揺してしまいました。楽しみにしている野球に参加させるなら早めに連絡してあげないといけないし、電話して何て言おうと困ってしまいました。
そして親しくしている草野球チームのマネージャーである串カツ屋さんの女将さんに仕事中にも関わらずメールをしましたが、忙しいのか返事が返ってきません。
とにかく明日は雨だろから中止とだけ言おうと彼女の家に電話しました。長男が出ました。「雨やし中止やと思うわ。野球があるようやったら4時からやし早めに連絡するわ。」とだけ言いました。僕の動揺をヨソに長男は「分かったバイバ~イ」とだけ言って電話を切りました。

しばらくして女将さんからメールが来ました。
「彼女から「明日野球があるなら、家に電話して」って、店に電話がありました。「子供はこちらから行かせる」とも言ってましたから、子供の野球に関しては、気にかけなくてもいいと思う。だから、彼女に関しては、一度完全に切った方がいいよ〓辛い事だとは思うけど、どっかで繋がっていたら、別れるのは絶対無理です。子供が可哀相とか子供には関係ないからって繋がっていては、別れた意味がないです。それに繋がっていても、責任は持てないのだから…」と書いてありました。
確かにその通りだと思います。

この一週間彼女と距離をおいてすごく楽になったけど、それは彼女の事を忘れて、考えずにいて楽になっただけで物事の根本的な解決には何もなっていませんでした。

それからしばらくして店が終わったのか、女将さんからメールが届きました。
「彼女と別れるなら、子供の親にはなれないのです。今だけ情があるからって、触れ合っていても、ずーっとそうする事は出来ないし、彼等に対して最後まで責任は、持てません。と言う事は、このまま触れ合っているのは、情と言う名の自己満足じゃあないでしょうか?それに、これから新しい彼女が出来て、自分の家庭を持って子供も出来たら、同じ様に、彼等に触れ合えますか?そうなった時の方が今より彼等は傷付くと思うよ。」と書かれていました。

自己満足……確かにそうかもしれません。結局自分の都合で振り回していたのは俺自身だったのかもしれません。
心のどこかで自分が傷付かずに別れられたらいいと思っていたと思います。そして自分が寂しくなった時、何事もなかったかのように彼女や子供達の前に現れる事が出来るよう逃げ道を残す真似をしていたと思います。
彼女や子供達の人格を無視した自己満足でしかないと思いました。
やはり彼女とも子供ともしっかり向き合って伝えなくてはならないと思いました。

そして今日、朝から断続的に雨が振っていて野球は中止だろうから夕方にでも彼女の家に行こうと思いましたが、その事を考えだすと落ち着かなくなり10時過ぎに彼女の家に向かいました。

午前中はクラブでいないだろうけど、彼女に先、意思を伝えようと思いました。
家に着くと彼女の長男が鍵をあけてくれました。事情を分かっているのか、言葉少なくテレビゲームの前に戻りました。彼女はまだ寝ていました。

先に子供に話そうと思いましたが言葉が出てきません。何とか言葉を搾り出し「お母さんとは別れる事になったし」とだけ言うとゲームをしながら、か細く、「うん」とだけ言いました。
それから僕は自分の荷物をまとめ始めました。彼女がすでに僕のものを大方まとめてくれていたのですぐすみました。最後の荷物を集めてると彼女が起きました。
「どうしたん?早いなあ、私の偉大さが分かったやろ」本当に別れる事など思っていなくて、いずれしばらく我慢すれば戻って来てくれると信じてるかのような言葉が来ました。

夕べ飲み歩いていたのか私服のまま彼女は寝ていました。なかなか僕は言葉を出せず正座してると、「どうしたん、正座なんかして。」と言われ、僕は「ごめん、ありがとう」しか言えませんでした。

わずかだったけど彼女に謝罪の言葉を告げると、小さな声で「別れるん?」と聞いてきました。「ごめんな」とうなずくと、しばらく黙って彼女は「娘とケンカしてまた家出しよったわ」「犬、だれも貰ってくれへんし引っ越せへんわ」とここ数日の出来事を話してくれました。

「俺がいなアカンやん」正直、そう思いました。交通事故の調停もケリがついてないし、母子三人でこの小さな家で住むなんて、明日からもまた寝たきりの彼女の生活が始まる、感情的になって子供達に怒りをぶつける彼女を想像するとたまらなく苦しくなりました。
「俺がいなアカンやん」その言葉が頭の中を支配しました。そして「自己満足」その言葉が浮かびました。
それから何も言えず僕は泣くことしかできませんでした。時折、感謝と謝罪を告げ、それ以上は何も言えませんでした。

何とかしてあげたい、
力になってやりたい、
一度でも多く笑わせてやりたい、
そういう思いにかられましたが、ここでヨリを戻したらまた元に戻ってしまう。同じことの繰り返しでしかないと自分に言い聞かせ、母親として強く生きてくれと願うしか僕には出来ませんでした。

そして、子供に「元気でな」とだけ言って家を後にしました。


これからの彼女や子供達の暮らしを考えると辛くて苦しくて涙が止まりませんでした。

でもそれは俺の思い上がりでしかないし、事実彼女を幸せにしてやれなかったし、寂しい思いばかりさせてきたし、僕が傲慢にも思うほど一人ではないし、友人に恵まれてるし、何より子供達はお母さんである彼女を愛してるし。



僕が、僕自身が心を強く持ち、この独りよがりの自己満足の苦しみから立ち上がらなくてはいけないと思う。
僕自身の驕りや傲慢さや思い上がりを打ち消さなくてはいけないと思う。


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